JERAは2022年10月21日、シンガポール子会社JERA Asia Pte.Ltd.を通じて、IHIのシンガポール子会社IHI Asia Pacific Pte.Ltd.との間で、マレーシアにおけるアンモニア利用拡大に向けて共同で検討することを定めた覚書を締結した。
マレーシアは、第12次マレーシア計画でGHG排出量を2030年までに2005年比で45%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成すると宣言しており、アンモニアや水素の利用も期待されている。
同覚書は、JERA Asia社とIHI AP社がマレーシアにおける火力発電所でのアンモニア混焼について共同で検討することを定めている。JERAは、「マレーシアで現在稼働する石炭火力発電ボイラ設備容量の50%以上の納入実績があるIHIと共同して検討することで、マレーシアの脱炭素化に貢献できる」としている。