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イセFH、シンガポール食糧庁から鶏卵農場建設の土地の基本認可を取得

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ISE FOODS HOLDINGS Pte Ltd(吉川月乃CEO)は2022年10月25日、シンガポール食糧庁(SFA)から鶏卵農場を建設するための土地の基本認可を取得したと発表した。

鶏卵農場はシンガポール初の種鶏場、孵化場、採卵農場からなる最新鋭の総合卵生産施設(インテグレーションシステム)で、初生びなの供給を自給自足できる。2023年第1四半期から段階的に開発し、採卵農場(約10ha)は2024年操業開始を予定する。採卵農場では、シンガポール国立大学(NUS)と共同で人工知能(AI)、IoT(Internet of Things)、ビジュアル分析検査を活用した24時間体制のライブ遠隔監視システムを構築し、多くの養鶏作業を自動化する“スマート養鶏”を実現する。鶏舎内の環境を最適な状態に維持するだけでなく、鶏に異常症状が検知された場合、獣医師に通知され、迅速に治療を受けられる体制を整える。

完全稼動時には、年間3億6,000万個の卵と最大500万羽のひなを生産でき、シンガポールの鶏卵産業の生産能力は現在の約30%から約半分に高まるという。

ISE FOODS HOLDINGS社の吉川CEOは、「日本国内で安全・安心で高品質な飼料用穀物および食用穀物類の生産とそれらに付随する設備に関する研究開発を、大学の研究機関と連携して進めている。これら成果物については第一段階としてシンガポールへの輸出および日本国内への供給を計画している」とコメントした。

グレース・フー持続可能性・環境大臣/コー・ポー・クーン上級国務大臣は、「ISE FOODS HOLDINGS社の最新鋭の生産性と持続可能性を備えた卵施設は、農業食品と持続可能性の分野でシンガポール人に良い仕事をもたらすだけでなく、地元の卵産業の回復力を高めることに貢献するだろう」とコメントした。

ISE FOODS HOLDINGS社には、シンガポール上場のEllipsiz Ltd(エリプシズ社)、Vertex Holdings(バーテックス・ホールディングス)、Vertex Ventures Southeast Asia and India(バーテックス・ベンチャーズ東南アジア・インド)などが出資している。

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