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三菱重工グループ・南洋理工大学、V2X対応システムを開発、実証試験に成功

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三菱重工機械システム(神戸市、MHI-MS)は、三菱重工のアジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.(MHI-AP)および南洋理工大学(NTU)と共同で、車両と歩行者、インフラ、ネットワークなど様々なモノを通信で繋ぐV2X(Vehicle to Everything)対応システムを開発し、実証試験に成功した。2022年5月~8月にかけてNTUのSmart Campus内で実施した同実証試験では、NTUが保有する路側装置(RSU:Roadside Unit)とMHI-MSのマルチユース対応車載器(OBD:On-board Device)を用いて、通行車両のトラッキングとRSUからの警報作動を確認した。2022年10月6日発表した。

今回の開発では、MHI-MS製マルチユース車載器の無線通信(DSRC:Dedicated Short range Communications)に関わるソフトウェアをV2X対応とした。同一のハードウェア上で、道路課金の通信機能とV2Xの通信機能を同時に運用でき、車の流れをリアルタイムで把握することを可能にした。

将来的には、緊急車両や路線バスを優先的に走行させるような道路交通システムの利便性向上や各車両へのタイムリーな交通情報の配信などに繋げるという。

NTUは、次世代コネクテッドカー技術を発展させ、シンガポールをV2X研究や商用化における世界的なイノベーションハブとする目的で、2019年11月に「COSMOプログラム(Connected Smart Mobility Program)」を設立した。同プログラムはシンガポール科学技術研究庁(A*Star)の助成金によりサポートされており、今回の開発も同プログラムの下で実施された。

COSMOプログラムが提供するV2X技術とソリューション

MHI-MSは、シンガポールでより安全で快適な高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)開発を目指す「COSMOコンソーシアム」にも参加している。

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