日本経済新聞社は、米金融情報サービス大手のS&P Globalの1部門で、総合デスクトップソリューション「Capital IQ Pro」などを手掛けるS&P Global Market Intelligence(米ニューヨーク市、SPGMI社)との協業について合意した。プロダクト開発、コンテンツ、販売など幅広い分野での連携を目指す。2022年8月29日発表した。
SPGMI社、日本経済新聞社が出資するシンガポールのデータテクノロジー企業DC Frontiers Pte Ltdと日本経済新聞社の3社で新たな協業関係について合意した。
日本経済新聞社はDC Frontiers社に追加出資して筆頭株主になり、SPGMI社も新たにDC Frontiers社に資本参加する。増資によりDC Frontiers社の技術開発力と営業力を強化するとともに、AI(人工知能)を使って記事コンテンツと企業データを一層有効に活用するための製品開発プロジェクトなどに取り組む。
日本経済新聞社は2018年、英フィナンシャル・タイムズと共にアジアに特化したニュース・企業情報のプラットフォーム「スカウトアジア」を開発。19年にDC Frontiers社が技術パートナーとして参加し、AIによるデータ・ニュースの処理技術を磨いてきた。