横浜ゴムは、天然ゴムの持続可能な調達を目指す取り組みの一環として、シンガポール子会社Yokohama Rubber Singapore Pte.Ltd.との共催で、天然ゴムサプライヤーとの交流と問題意識共有のためのイベント「サプライヤーズデー」を2022年5月に実施した。
「サプライヤーズデー」の開催は2016年、2018年に続き3回目。今年は、新型コロナウイルス感染症対策の観点からオンライン開催となったが、天然ゴムの主要な原産国であるタイやインドネシアなど7カ国から天然ゴムの生産者や商社など35社、76工場、計180人が参加した。
横浜ゴムは、ESG中期計画の環境面に関する計画や2022年4月策定した人権方針について説明するとともに、「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づいた具体的な取り組みへの協力を要請し、サプライヤーとの共通理解を深めたほか、山石昌孝社長からの感謝のメッセージや特に貢献のあったサプライヤーへの表彰を行い、パートナーシップの強化を図った。
また、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(Global Platform for Sustainable Natural Rubber、GPSNR)のStefano Savi代表が「サプライヤーズデー」開催を祝うビデオメッセージを寄せた。
横浜ゴムは、GPSNRに創設メンバーとして参画するとともに、2021年9月には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNRの活動との連携を強めている。「サプライヤーズデー」は同方針で掲げた「サプライヤーとのコミュニケーション」を反映したもので、今後も活動指標に沿った取り組みを実施していくとしている。