進出・出資・撤退

日本政策投資銀行、シンガポールが拠点のアジア食農特化型PEファンドに出資

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日本政策投資銀行(DBJ)は2021年9月24日、シンガポールのProterra Investment Advisors (Singapore) Pte.Ltd.(Managing Partner:Tai Lin)が運営する食農特化型のプライベートエクイティファンドに出資することを決定し、出資契約を締結したと発表した。

発表によると、Proterra社は2010年よりアジア地域の食農企業への投資を開始し、これまで20社以上の投資実績がある。投資先企業に対しては、自社のグローバルネットワークを活用して、販路・調達先の開拓、M&A等のアライアンス構築、社内ガバナンス体制の構築など支援しているという。

同ファンドは、アジア地域の中高所得者層の増加、食品ニーズの多様化を捉えた、成長企業を投資対象とし、植物性由来の卵、オーツミルクなど代替食品や高付加価値食品を製造する企業への投資を進めているという。

DBJは、同ファンドへの出資を通じ、海外の食のトランジションにおけるグローバルな動向を把握するとともに、先進的なノウハウを獲得し国内食農産業に還元するとしている。

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