スマートシティ・通信 気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

ダイキン工業、シンガポール・パワーとJV設立、半導体メーカー工場に冷房供給

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ダイキン工業のシンガポール法人DAIKIN Airconditioning(Singapore)Pte Ltd.は2022年5月18日、電力事業のシンガポール・パワー(SP Group)と合弁会社設立契約を締結し、現地で調印式を行った。出資比率は、DAIKIN Airconditioning(Singapore)社30%、シンガポール・パワー70%。

合弁会社は、スイスの半導体メーカーSTマイクロエレクトロニクス社のAng Mo Kio地区にあるシンガポール工場に冷房を供給する。STマイクロエレクトロニクス社工場の隣接地にあるDAIKIN Airconditioning(Singapore)社工場内に2,000トン級のターボ冷凍機18台からなる地冷プラントを構築し、両社工場間に水道配管を敷設し冷水を供給、STマイクロエレクトロニクス社工場内に設置した2次側機器を通して冷房を行う。年間最大12万トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながるという。

ダイキン工業がシンガポールで地域冷房事業に参画するのは、「Tengah Town(テンガータウン)」のスマートシティプロジェクトに続き2件目。工場用の地域冷房としてはシンガポール最大級で、2025年稼働を目指す。20年間で約500億円の売上高を見込んでいる。

DAIKIN Airconditioning(Singapore)社は、機器納入のほか、メンテナンスや省エネ運転など安定稼働につながる運用を行う。シンガポール・パワーは水配管のシステム設計、冷水配管周辺機器の調達、料金設定などを担う。

DAIKIN Airconditioning(Singapore)社が、地域冷房の機器提供だけでなく運用に関わるのは初めてで、STマイクロエレクトロニクス社向けの冷房供給を皮切りに、半導体工場はじめとする他の地域冷房案件への横展開を目指していく。

また、調印式で両社は、インドネシアはじめ東南アジア各国での地域冷房事業の探索に向けた覚書も交わした。

調印式に出席したダイキン工業の峯野義博副社長は「今後もシンガポール・ パワーと環境貢献に向けたあらゆる取り組みのために、より緊密な連携をしていきたい」と述べた。

シンガポール・パワーのStanley Huang CEO は「ダイキン工業とはシンガポール国内だけでなく、シンガポーパワーが進める東南アジアで幅広く協業していきたい」と語った。

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