三菱UFJ銀行は、環境・社会・ガバナンス(ESG)報告及びESG情報のデジタルプラットフォームを運営するGreenprint Technologies Pte.Ltd(Gprnt社)と出資契約を締結した。2025年5月22日発表した。
発表によると、Gprnt社は、シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore、MAS)がシンガポールの国家レベルのサステナビリティ報告およびデータ要件を支援するための高度な機能を提供することを目的に2020年に開始したプロジェクト「PJ Greenprint」を推進するために、2023年10月設立された。
Gprnt社は2023年11月にディスクロージャーおよび ESG関連のマーケットプレイスの提供を開始。これにより、企業のサステナビリティ報告が大幅に簡素化され、脱炭素化のニーズを支援するソリューションのエコシステムに接続することが期待されているという。
三菱UFJ銀行は「世界初の金融規制当局が立ち上げたデジタルESGプラットフォームであるGprnt社のプロダクトを活用し、クライアントのESGデータおよび報告の負担を軽減するだけでなく、企業セクターの効果的なトランジッションを支援する重要な手段を提供することを目指す。この投資を通じて、中長期的にアジア太平洋地域でのサステナビリティ達成に向けたソリューションの提供をさらに強化し、地域の脱炭素化に貢献していく」としている。