国際協力銀行は2021年７月30日、精密機器や自動車関連部品等を中心としたマグネシウムダイカスト製品製造・販売のSTG（大阪府八尾市）のマレーシア法人STX PRECISION（JB）SDN. BHD.（STX社）との間で融資金額180万米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結した。池田泉州銀行との協調融資で、協調融資総額は261万８千米ドル相当。同日発表した。
STGは東南アジア事業拡大のため、2021年にSTX社を買収した。融資は、マレーシア・ジョホール州で行うアルミダイカスト製品の製造・販売事業に必要な資金という。
◇STX PRECISION (JB) SDN.BHD.
【所在地】Lot 153 (No. 17A), Jalan Angkasa Mas 6, Kawasan Perindustrian Tebrau II, 81100 Johor Bahru, Malaysia.
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STGは2021年７月30日、借入概要を発表した。借入金はSTX社の事業資金として活用し、海外での生産能力向上・サプライチェーンの多元化を目指すとしている。今回の借入契約締結が業績に与える影響は軽微という。
【借入金額】261万８千米ドル（約２億8,900万円／１米ドル＝110.58円で算定）
・うち 180万米ドルはSTX社向け（国際協力銀行）
・うち 9,000万円はSTG向け（池田泉州銀行から借入れて、STX社に転貸する）
【 利率 】基準金利＋スプレッド
【借入実行予定日】2021年８月16日
【借入期間】８年以内