三井住友海上火災保険は2024年9月5日、シンガポール子会社MSIG Asia Pte. Ltd.を通じてシンガポールで医療保険関連事業を行うSerenity Health Partners Pte.Ltd.へ出資し、アジアにおける医療保険分野での事業提携を開始すると発表した。
シンガポールの関連当局からの認可取得を前提に、2024年10月からシンガポールで新たな医療保険の販売を開始する。主に企業従業員向けの商品を提供する。2025年1月以降は対象地域をインドネシア、ベトナムに拡大していく。
シンガポールを含むASEAN地域では、中間所得層の増加や医療・健康意識の高まりを受け、良質な医療サービスの需要が拡大していることに伴い、医療保険市場も大きく拡大している。
三井住友海上火災保険は「アジアにおける医療保険市場の開拓を目的に、医療保険分野での豊富な経験を持つ創業者によって設立されたSerenity Health Partners社に出資し、事業提携することを決めた」としている。
◇Serenity Health Partners Pte.Ltd.
【 所在地 】シンガポール
【 代表者 】共同創業者(Co-founders) Jonathan James、Derek Goldberg
【 設立年 】2024年
【事業内容】医療保険商品の開発、営業、TPA(Third Party Administrators/契約管理事務や保険金支払等の一部業務を委託する外部業者)管理など。シンガポールでは現地関連当局認可を前提に、MGA(Managing General Agent/保険会社から権限を付与され、保険募集に加えて引受や損害額認定・査定等の業務を担う代理店)事業を行う予定。