東京電力パワーグリッド(東電PG)・中部電力・ICMG Partners Pte Ltdの合弁会社Greenway Grid Global Pte Ltd(本社:シンガポール、GGG社)は、コーディング(プログラミング)のオンライン教育事業を展開する米国のスタートアップCodingal Inc.(本社:デラウェア州、CEO:Vivek Prakash)と将来株式取得略式契約(SAFE)を締結した。GGG社が米国のスタートアップに出資するのは初めて。2023年11月20日発表した。
Codingal社は2021年設立。提供するオンラインのコーディング講座は、幼稚園から高校生を対象とし、講師はIT大手企業等で平均7年以上のコーディング経験があるエキスパートが務める。コースはスクラッチ・プログラミング、Python、アプリ開発、Web開発、ゲーム開発、データサイエンス、ロボット工学など。生徒は、グローバルな講師から英語でデジタル社会で役立つスキルを学ぶことができ、現在、世界70カ国・35万人以上が受講している。今後、ブロックチェーンやAIのコースを設けるほか、教育機関や技術会社と提携し、コーディングの文化を世界へ普及していくことを目指しているという。
GGG社の担当者は、「Codingal社は巨大なインドマーケットを狙っており、講師は主にインド人になる」と補足説明した。
Codingal社は日本市場への参入も企画しており、GGG社は日本の子供たちがグローバルスタンダードなコーディングやプログラミングを優しい英語と日本語を使いながらオンラインで学べるプラットフォームを提供できるよう支援する。
また、GGG社は、人材育成事業において「イノベーション・MVPのつくり方」「ファイナンシャル」「マーケティング・ブランディング・PR・セールス」などのオンライン講座を提供している。Codingal社と協力して社会人向けの「デジタル講座」を開設することで、グローバルスタンダードなデジタルスキルを日本企業が手軽に学べる場を作ることを目指す。