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アズビル、シンガポールで海外の統合型BMS向けDソリューション開発に着手

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アズビルは、シンガポールで海外向け統合型ビルディングマネジメントシステム(Intelligent Building Management System(IBMS))の新たなデジタルソリューション開発を開始した。シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受けている。2021年6月9日発表した。

IBMSは、大規模複合施設の空調、電気、衛生、照明、防犯、CCTV、エレベータ、駐車場などの各種設備管理システムを一括管理し、効率的で高品質の設備管理やエネルギー管理、テナント情報管理などを実現するシステムで、近年は設備管理システムのデータを有効活用し、テナントサービス向上や省エネルギーに繋げたいというニーズも高まっているという。一方で、各種ソリューションが別々に開発されるため、情報のサイロ化(縦割り)が生じ、社会の便益が妨げられる課題があるという。

アズビルが着手した新たなデジタルソリューションに向けた技術開発プロジェクトでは、IBMS向けに人類の叡智と人工知能(AI)やビッグデータなどデジタル技術を融合し、建物と居住者の安全性の向上、居住者の利便性の向上、運用コストの削減、エネルギー効率の向上、環境影響の削減などを目標に、建物や居住者の状態をリモートでも確認、管理できるインフラを整えることを目指す。

EDBの投資促進部門のシニア・バイス・プレジデントであるリンダ・セイン(Linda Sein)氏は「シンガポールにおけるアズビルのスマート技術とインフラの開発は、シンガポールが企業にスマートシティソリューションの革新やテストベッドで支援できるという価値の表れだ」とコメントした。

IBMS向けの新たなデジタルソリューションやリモートからの建物運営・管理のイメージは、アズビルのシンガポールのショールームで展示する。

アズビル シンガポールのショールーム

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