気候変動(低・脱炭素)

東京電力HD、永豊銀行とシンガポールの屋根置き太陽光事業への融資契約締結

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東京電力ホールディングスとアジア最大の不動産アセットマネジメント会社であるESR Group Limited(ESR)が屋根置き太陽光発電事業の実施を目的に共同設立した特別目的事業体は2025年5月15日、永豊銀行(Bank SinoPac、本社:台湾)と、ポートフォリオアセット向けプロジェクトファイナンスによる融資契約を締結した。東京電力ホールディングスが6月5日発表した。

同契約は、シンガポールにおける約10MW(1万kW)の屋根置き太陽光発電事業に対して、日本円で約 11億円の融資を受けるもので、今後、総容量40MW(4万kW)の開発に向けて日本円で約39億円の最大融資額まで拡大していく予定。

同事業では複数の電力需要家との間でそれぞれコーポレートPPA(電力購入契約)が締結されている。

複数の設備からなる事業に対し、事業のキャッシュフローや資産を担保として資金を調達するポートフォリオアセット向けプロジェクトファイナンスは、東京電力ホールディングスグループとして初めてという。

永豊銀行は、永豊ファイナンシャルホールディングスの完全子会社で、現在台湾に125支店と、香港、マカオ、ロサンゼルス、ホーチミン市、ハノイ(駐在員事務所)に5支店を展開している。これまでに、香港、ベトナム、カンボジアなどで、太陽光発電所や小水力発電所を含む10件以上の再生可能エネルギー発電所事業を支援している。

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