シンガポールの知的所有権庁(IPOS)は2019年4月26日、AI(人工知能)関連特許について、出願から6カ月以内に適格審査を行うと発表した。現在、AI特許取得には2年以上を要するが、世界最速で特許を取得できるようにすることで、シンガポールのデジタル経済への移行を強力に補完し、自社AI製品をより早く世界市場に投入する必要がある革新的な企業をサポートする。
世界全体のAIソリューションを実装する企業数は、過去4年間で2.7倍に、この一年間で3倍に増加。2008〜17年の間に、世界中でAIに関する18万件以上の発明が公開され、過去5年間で年間20%以上の成長率を示しているという。AI市場は2017〜25年に年間平均成長率37%で成長を続け、その市場は2025年までに 1,900億米ドル(約21兆2,364億円)規模に達すると予想されているという。