大和PIパートナーズと大和企業投資が運営するDaiwa Myanmar Growth Fundは、シンガポールのCommercial Plastics Holding Pte.Ltd.(CPC社)に出資した。2020年10月12日発表した。
Delta CapitalMyanmarが運営するMyanmar Opportunities Fundとの共同出資で、出資総額は1,260万米ドル。Daiwa Myanmar Growth Fundによる初のプライベート・エクイティ投資という。
発表によると、CPC社はミャンマーの事業会社を通じて、ミャンマーで再生プラスチック製品を製造している。世界の再生プラスチック市場は大きく成長しており、ミャンマーでも可処分所得の増加に伴い一人あたりのポリエチレンテレフタレート(PET)消費量が年間10~15%のペースで増加していくと見込まれているという。
また、ミャンマーにおける使用済みペットボトル回収率は64%と近隣諸国と比べて高く、リサイクル事業に合っているという。
CPC社は出資を受けて最新鋭の設備を導入し、取扱製品を拡充し、製造キャパシティを拡大する。使用済みペットボトルから食品用途で使用可能な高品質のペットボトル原料を製造できるミャンマー初のリサイクル事業者になるという。
また、今後はミャンマー国内だけでなく海外のペットボトル製造企業や飲料製造企業に対して原料を供給する予定という。
CPC社の概要は下記の通り。
【シンガポール法人名】Commercial Plastics Holding Pte.Ltd.
【本社所在地】80 Robinson Road #02-00 Singapore 068898
【ミャンマー法人名】Commercial Plastics Company Limited
【本社所在地】Plot 119, Minaye Yar Road, Shwe Than Lwin Industrial Zone, Hlaing
Thar Yar, Yangon, Myanmar
【事業内容】使用済みペットボトルのリサイクル事業(使用済みペットボトルの回収・仕
分け・洗浄・粉砕による輸出用PET フレークの製造)