NECと、NTT Ltd.などが出資する特定目的会社Orient Link Pte.Ltd.(OLL)は、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、タイ、インド(ムンバイおよびチェンナイ)を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「MIST」のシステム供給契約を締結した。契約金額は非開示。2020年8月21日発表した。
「MIST」は総延長距離約8,100km。最新の光波長多重伝送方式を採用し、設計容量は毎秒216Tbps以上という。8月20日着工しており、2022年末完成を目指している。
OLLの佐藤吉雄社長は、「世界的に見て、インドと東南アジアは世界で最も急成長している経済のひとつだ。MISTの立ち上げを発表し、世界中のクライアントに真に接続されたインドを提供し、インドの人々に高品質で低遅延のネットワークを提供できることを嬉しく思う。OLLはMISTを成長させ、東南アジア地域の国々におけるデータセンター間接続の増大要求に対応するだけでなく、インドやその他の国に拡大していく。OLLはNECをサプライパートナーに選んだ。海底ケーブルシステムを迅速に実装した豊富な経験が、プロジェクトの成功に重要な役割を果たす」とコメントした。