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スリーダム、開発した新型リチウムイオン電池をシンガポールから東南アジアに

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東京都立大学発ベンチャーのスリーダム(横浜市)は7月27日、エネルギー密度と信頼性を高めたリチウムイオン電池の開発に成功したと発表した。近く第一号の商業的契約締結の予定という。

開発に成功した新型リチウムイオン電池は30Ah級のパウチセル形状で、同社独自のネットワークとシンガポール子会社等を活用し、東南アジアを中心とした複数の企業に対して、サンプルワークを開始しており、同社米国関連会社で電動船事業を手掛けるLAVLE社製品への搭載も検討している。現在は提携先の電池メーカーと連携し、既存工場の一部を活用し、拡張する形で2021年から量産販売予定という。

リチウムイオン電池は、電気自動車(EV)や、スマホやドローンなどの小形民生用途、太陽光パネル付住居に併設させる定置型蓄電システム等を中心に、世界中で導入が拡大している。

ただ、リチウムイオン電池には、電解液などに可燃性の材料が多く使用されており、急速な充放電を繰り返す等の使用方法によって、正極材料として用いられているリチウムニッケルコバルト複合酸化物が局所短絡等によりジュール発熱が生じた際、その正極材料が熱分解して酸素放出と同時に電解液を燃焼させ発火に至るおそれがあるという。

一方、その他のより耐熱性の高いリチウム複合酸化物の正極材料等に代えると、エネルギー密度が低下するという課題があり、よりエネルギー密度の高い電池が求められている状況下、エネルギー密度を低下させずに如何に信頼性を高めるかが課題だったという。

スリーダムは、正極材料の一部に耐熱性の高い材料を混ぜることで、電池の信頼性を高めつつ、混ぜ方に独自技術を活用することで、電池のエネルギー密度の維持、向上にも道筋をつけたという。

また、この材料はレアアースであるコバルトフリーの材料で構成されていて、電池の中の正極材料中に占めるコバルト比率を削減できるため、将来的な市場価格の変動や資源不足の解消につながる技術という。

同社担当者は販売想定価格について「仕様により異なる。量産価格は決定していないが、大量生産時には通常のリチウムイオン電池と同レベルになる」とコメントした。

シンガポール子会社の概要は下記の通り。

【 社名 】3DOM (SINGAPORE) PTE. LTD.」
【 所在地 】4 Shenton Way #04-06 SGX Centre 2 Singapore 068807
【業務内容】アセアン市場におけるビジネス開発と資金調達

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