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三井住友銀行、シンガポール企業とBC技術を活用した貿易取引の取り組み強化

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三井住友銀行は2020年7月21日、シンガポールのContour社が開発するブロックチェーン技術を活用した貿易プラットフォーム「Contour」のパイロットプログラム(βネットワーク)への参加表明(覚書の締結)及び、スイスのKomgoSA社の開発する貿易プラットフォーム「Komgo」への参加にかかるメンバーシップ契約を締結したと発表した。

発表によると、「Contour」は50以上の銀行と企業による実証実験後、今年ローンチされたプラットフォームで、信用状取引に関わる貿易金融業務全般のデジタル化を目指している。同行は邦銀初のβネットワークへの参加行という。

「Komgo」は、大手金融機関、石油メジャー、コモディティトレーダーなど計18社が株主として参画するコモディティ業界の顧客ニーズに特化したプラットフォームという。

両プラットフォームは、LC(輸入信用状)の発行、通知、資金化などの一連のプロセスをデジタル化することにより貿易実務の効率化を目指す。同行は「ウィズ・コロナの世界を見据え、既に実証実験を終了している『Marco Polo』とともに、新たに「Contour」「Komgo」へ参入することで業界における貿易実務のデジタル化を加速させる」としている。

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