国土交通省航空局(日本)は2020年3月26日、シンガポール航空局と「航空機の装備品等の整備に関する技術取決め」を結んだ。3月27日発表した。
今年5月から同取決めに基づく承認手続きを開始し、日本またはシンガポールの航空局の検査を受けた整備施設は、相手国の航空局による検査を受けることなく、航空機の装備品等の整備を行うことが可能になる。
日本の航空会社は、シンガポール当局の検査を受けた施設が整備した装備品等が使用可能になり、整備コストの軽減が期待できるという。
両国は、昨2019年初頭から、航空機の装備品等(エンジン、計器等)の整備施設の相互承認に向けた航空当局間の協議を開始。3月26日に一連の締結作業(文書交換による署名)を完了した。
日本と外国との整備施設に係る相互承認は、カナダに次いで2カ国目となる。