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ゲンダイエージェンシー、シンガポール連結子会社全株式を譲渡、特損等を計上

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ゲンダイエージェンシーは2020年3月19日開いた取締役会で、保有するシンガポールの連結子会社GDLH Pte.Ltd.(GDLH社)全株式を、シンガポール在住個人投資家Seah Chye Tian氏に譲渡することを決めた。株式譲渡に伴い、当期決算において営業外費用、特別損失等を計上する。

同社は2019年10月に、GDLH社が営む東南アジア電子カジノ運営受託事業からの完全撤退の方針を決議し、2020年3月末までの撤退を掲げ、会社及び事業一体での売却、保有するカジノマシンの一括売却など、保有資産の処分について関係者と交渉を進めていた。

当初、マシンの売却交渉を優先していたが、市況が悪化するなかで中古マシンの売却は難航、選択できる手続きを比較した結果、保有するGDLH社全株式の譲渡が将来の損失抑制の観点から適切と判断したという。

GDLH社は2017年2月設立。資本金500万米ドル(約5億4,000万円)。ゲンダイエージェンシーが株式80%を所有するが、GDLH社は債務超過の状態であることなどから、両当事者間の合意により総額400米ドルで譲渡する。2020年3月23日(月)に株式譲渡契約を締結し、3月中の株式譲渡を実行する予定。

ただ、新型コロナウイルスによる入国制限等により、手続きに遅延が生じる可能性があるとしている。

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