気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

資生堂、CHITOSE BIO EVOLUTION社に10億円出資、藻類利用で戦略協業

投稿日:

資生堂は2023年6月28日、藻類基点のサステナブルな新産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を主導するちとせグループと研究開発を中心とした戦略協業契約を締結した。10億円を出資し、ちとせグループを統括するシンガポールのCHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.,の株式を取得する。7月11日発表した。株式取得後の持株比率は非開示。

藻類は太陽の力を元に、二酸化炭素からタンパク質・脂質・炭水化物などの有機物を生成する。また、砂漠や荒地のような農業利用が難しい土地でも生産可能で、陸上植物と比較して圧倒的なバイオマス生産効率を誇ることから、有限な化石資源に依存しない新たな資源となる可能性を秘めている。

資生堂は、藻類を利用した化粧品原料および化粧品容器にかかる原料の開発と量産化、将来的な食品産業に活用できる原料開発などを視野に入れているという。

◇CHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.
【  設立 】2011年10月
【代表者】CEO 藤田朋宏 Ph.D.

-気候変動(低・脱炭素), 進出・出資・撤退

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.