商船三井のグループ会社のMOL ENERGIA PTE.LTD.は、仏TotalEnergiesの子会社のCSSA Chartering and Shipping Services SA社(CSSA社)とLPG二元燃料新造VLGC2隻の定期用船契約を締結した。韓国の現代三湖重工業で建造され、2026年に竣工する予定。2024年5月16日発表した。
2隻はLPGおよび重油の二元燃料船で、LPGを燃料として利用した場合、重油と比較してCO2を約20%、SOxやPM等を約90%削減できる。また、LPGだけではなく、アンモニアも輸送可能な仕様となっている。燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは、次世代のクリーンエネルギーとして今後需要の増加が見込まれている。
商船三井とTotalEnergiesは、これまで舶用油の取引およびLNG船、LNG燃料供給船の長期用船契約締結など、多分野で関係を築いてきた。
2隻の概要は下記の通り。
【 全長/全幅 】230m/32.25m
【貨物タンク容量】88,000m3
【 竣工予定 】2026年
【 建造造船所 】現代三湖重工業