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アクセンチュア、シンガポールに「状況認識」イノベーションセンター開設

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アクセンチュアは、アジア太平洋地域および世界の公的セーフティ機関を支援する拠点として、状況認識(Situational Awareness)に特化したグローバルイノベーションセンターを同社シンガポールオフィス内に開設した。開設日は2020年1月20日。スタッフ数は非公開。シンガポール経済開発庁(EDB)が支援した。

センターは、顧客がアクセンチュアの専門家や官民のデジタルイノベーターらと協働し、人工知能(AI)やIoT、ブロックチェーン、拡張現実、仮想現実などの技術を活用して、脅威やリスクへの備えや対応を強化し、市民の信頼を維持するためのソリューションを開発する。市民の安全を守る公的機関が、より詳細な情報に基づいて意思決定を行い、市民や地域により良いサービスを提供することを目指すとしている。

EDBの商業&プロフェッショナルサービスの責任者であるドーン・リム(Dawn Lim)氏は、「アクセンチュアとシンガポールは、パブリックセーフティに欠かせないシステム、基盤、サービスの開発で緊密に連携している。アクセンチュア初の状況認識技術に特化したイノベーションセンターの拠点として、シンガポールが選ばれたことを嬉しく思う。志を同じくするほかの企業とも協力して、次世代パブリックセーフティシステムの革新や実用化を促進していく」とコメントした。

アクセンチュア(シンガポール)で公共サービス・医療健康部門を統括するウィー・ウェイ・ウン(Wee Wei Ng)氏は、「シンガポールはスマートな国家を目指す取り組み(Smart Nation initiative)で公共サービスや行政に関する市民体験の変革に取り組んでおり、デジタル化をその中核に据えている。新たに開設したセンターでは、政府機関と民間企業が協働する環境が整っている。イノベーションを創出し、状況認識技術を向上させ、デジタル変革の取り組みを加速していく場となる」とコメントした。

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