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三菱商事、ジャカルタ郊外BSD地区でのスマートシティ開発事業に参画

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三菱商事は、シンガポール政府系投資会社Temasek Holdingsの100%子会社Surbana Jurong社(SJ社)と合弁で設立したMitbana Pte.Ltd.を通じて、インドネシアの不動産デベロッパー大手Sinar Mas Land Ltd.(SML社)と共同で、100ha超の大規模都市開発プロジェクトを推進することに合意した。2020年9月14日発表した。

プロジェクトイメージ

発表によると、同プロジェクトは、SML社傘下のPT.Bumi Serpong Damai(BSD社)が1980年代から順次開発を進めてきたジャカルタ郊外のBSD Cityの100ha超の新規開発用地で、インドネシア初の自動車に依存しない公共交通指向型開発(Transit Oriented Development、TOD)をコンセプトとした住宅・商業施設・学校・病院・公園・交通結節点などの都市機能を組み合わせたスマートシティを開発する。

位置図

都市開発推進にあたり、デジタル技術を導入し、インドネシアで社会課題となっている渋滞緩和対策など経済面だけでなく、社会面や環境面も重視するという。

三菱商事とSML社は同プロジェクト参画にかかる協議と並行し、同プロジェクトを含むBSD City全体(約6,000ha)の価値向上を目指すため、今年3月に基本合意書を締結し、都市運営及びデジタルサービス導入に向けた協業検討を開始していた。

各社概要は下記の通り。

◇SML社
【 社名 】Sinar Mas Land Ltd.
【 本社 】108 Pasir Panjang Road #06-00 Golden Agri Plaza Singapore, 118535
【 代表者 】Group CEO Michael Widjaja
【事業内容】インドネシア及び海外(英国、中国、ASEAN)での不動産開発・保有事業

◇BSD社
【 社名 】PT. Bumi Serpong Damai
【 本社 】SinarMas Land Plaza, Jl. Grand Boulevard, Tangerang, 15345, Indonesia
【 代表者 】President Director Franciscus Xaverius Darmali
【事業内容】Sinar Mas Landの中核子会社。インドネシアで不動産事業。

◇Mitbana社
【 社名 】Mitbana Pte. Ltd.
【 本社 】167, #13-10 Jalan Bukit Merah, 5 Connection One, Singapore 150167
【 代表者 】CEO Gareth Wong Wei Han 、COO 鈴木 英俊
【 株主 】三菱商事50%、SJ社50%
【事業内容】アジア諸国で複合都市開発を推進。

◇SJ社
【 社名 】Surbana Jurong
【 本社 】168 Jalan Bukit Merah, #01-01 Connection One, Singapore 150168
【 代表者 】Group CEO Wong Heang Fine
【 株主 】Temasek Holdings(100%)
【事業内容】世界約40カ国、約110都市で複合都市開発・インフラ開発に関するコンサル、エンジ二アリング業務を展開。親会社Temasek Holdingsとの連携が強く、各国政府及びローカル企業、国際機関との強固なネットワークを持つ。

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