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住友生命、シングライフに約250億円追加出資、生保買収資金を支援

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住友生命は2020年9月14日、シンガポールの関連会社Singapore Life Pte.Ltd.(シングライフ)に対して、 新株発行増資の引受けを通じて3億2,000万シンガポールドル(約250億円)の追加出資を行うことで、シングライフと合意したと発表した。今後、株式取得手続きを進めていくとしている。

発表によると、追加出資は、シングライフによる英国大手保険グループAviva plcのシンガポール事業Aviva Ltd(Avivaシンガポール)の買収・事業統合が合意に至ったことを背景とし、シングライフによる同買収・事業統合を資本面から支援する。同買収・事業統合は現地当局からの認可等を前提に2021年1月までの完了を予定する。

シングライフは、2017年営業開始したシンガポールの新興生命保険会社で、先進的デジタルテクノロジーの活用や、従来の枠組みを超えた保険商品の開発・提供に取り組んでいる。

同買収・事業統合を通じて、シングライフの持つ強みと、150万人の契約者を持つ大手生保Avivaシンガポールの実績を組み合わせることで、シンガポール市場においてより幅広い保険商品・金融ソリューションを提供することを目指しているという。

住友生命は、追加出資後も約20%の出資比率を維持し、長期的に経営に関与する。

Singapore Life Pte.Ltd.の概要は下記の通り。

【 設立 】2014年準備会社設立、 2017年営業開始
【 代表者 】Walter de Oude(創業者/取締役CEO)
【従業員数】約75人
【 総資産 】3億6,300万米ドル(約391億円)
【保険料等収入】1億400万米ドル(約112億円)※2019年1月1日~2019年12月31日

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