興和(名古屋市)は2020年3月11日、日本で販売している緑内障・高眼圧症治療剤「グラナテック®点眼液0.4%」(K-115、一般名:リパスジル塩酸塩水和物」)について、2月18日付でシンガポール保健科学庁(Health Sciences Authority、HSA)より開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤としての承認を取得したと発表した。
同社は、世界初のRhoキナーゼ阻害作用を有する緑内障・高眼圧症治療剤として、2014年12月より日本で販売開始しており、同時に世界戦略品としてグローバル展開を進めている。シンガポールでは2018年12月17日申請していた。
発表によると、同治療剤は、Rhoキナーゼを阻害することにより、線維柱帯-シュレム管を介する主流出路からの房水流出を促進することで眼圧を下降させるという。
シンガポールでの承認取得を受け、販売体制強化を図るとしている。
なお、日本、シンガポール以外の承認取得国については非公表としている。