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シンガポール保健省、武漢コロナウイルス感染者10人に、容態は全員安定

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シンガポール保健省(MOH)は2020年1月29日、新たに武漢コロナウイルスの感染者3人を確認したと発表した。シンガポール国内で確認された患者は10人に達した。ただ、全員、中国からの移動者で、今のところシンガポール社会への広がりは確認されていない。

確認された2人は、1月19日にシンガポールに一緒に到着した武漢出身の56歳の中国人夫婦で、現在、国立感染症センター(NCID)の隔離室に収容されている。

2人とも「シンガポールへの飛行中に無症候性だった」と話しているという。1月24日に発症し、27日にタクシーでTan Tock Seng病院に診察に訪れた。すぐに隔離され、29日午後2時頃にそれぞれ武漢コロナウイルス感染が確認された。

入院前、2人はLorong Lew Lian(ロロン・リュー・リアン)の自宅で家族とともに滞在していた。

もう一人は、1月20日に武漢からシンガポールに到着した56歳の中国人男性で、現在、NCIDの隔離室に収容されている。

男性も「「シンガポールへの飛行中に無症候性だった」と話しているという。1月21日に発症し、Marina South Pier(マリーナ・サウス・ピアー)の健康診断所を経て、28日にNCIDに入院、29日午後2時に武漢コロナウイルス感染が確認された。

入院前、男性は貨物船の乗組員として働いていた。

MOHは、今日確認された3人の状態は安定しているとし、これまで確認された7人についても「全員が安定した状態を維持しており、ほとんどが改善している」と報告した。

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