シンガポール保健省(MOH)は2020年1月27日午後2時、新たに武漢コロナウイルス感染の症例を確認したと発表した。シンガポール国内の感染者は計5人となった。
新たに確認されたのは1月18日に家族と一緒にシンガポールに到着した武漢出身の56歳中国人女性。彼女は現在、国立感染症センター(NCID)の隔離室に収容されており、容態は安定しているという。
女性は、「シンガポールへの飛行中は無症状だった」と話しているという。その後1月24日に発症し、26日に救急車でタントックセン病院に搬送され、すぐにNCIDで隔離された。翌27日に武漢コロナウイルス感染が確認された。
入院前、女性はCeylon Road(セイロンロード)の自宅に家族と共に滞在しており、症状が出て病院に搬送されるまで、自宅にいたという。
MOHは疫学調査と接触追跡を開始し、彼女と密接に接触した個人を特定したという。