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JACシンガポール、2019年第2四半期ホワイトカラー人材紹介市場動向

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JACリクルートメントは2019年第2四半期のシンガポールのホワイトカラー人材紹介市場の動向をまとめ、2019年7月30日発表した。

それによると、求人数は対前年四半期比81%、対前四半期比90%と減少したものの、IT人材の需要は依然高く、日系企業による銀行関係のコアバンキングシステム構築、保守・管理、セキュリティエンジニア、基幹システムの導入コンサルタント、事業会社のインフラ担当等の求人が増加した。建設業界も施工管理やBIMなどエンジニア人材の募集が増加した。製造業界は減少傾向という。

一方、求職者に関しては、年初から日本人求職者の登録数が増加、過去の平均値を10%程度上回った。管理職、スペシャリストだけでなく、海外からシンガポールでの就職・転職を目指すIT人材や、国を超えての就職希望者が増えている。

実質経済成長率減少も、賃金は上昇傾向

シンガポールの政労使の代表で構成する全国賃金評議会(National Wages Council)が5月末発表した2018年のシンガポールの実質経済成長率は実績3.1%(予測1.5〜2.5%)となり、2017年の3.6%よりも減少した。

政府が目標に掲げる労働生産性の向上や雇用の増加と、失業や雇用削減の減少により労働市場の状況は改善し、失業率は2017年の3.1%から2.9%に減少した。

賃金上昇率は2017年の3.0%に対し、2018年は3.6%となった。

貿易産業省(MTI)は、世界経済を取り巻く環境の悪化を受け、2019年通年のGDP成長率の予測幅を1.5~2.5に下方修正した。

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