阪和興業は、シンガポール子会社Hanwa Singapore Pte.Ltd.を通じて、ミャンマー・ヤンゴンの鉄筋加工会社First Fortune International Co.,Ltd(FFI社)の株式の一部(10%)を取得する。2019年12月13日に株式譲渡契約の調印式を行った。
FFI社は東ダゴン工業地区に所在する敷地面積約18,500㎡、年間5万トンの加工能力を持つミャンマー最大の鉄筋加工会社。シンガポール上場の大手鉄鋼問屋HG Metal Manufacturing Limited(HG社)がFFI社の株式51.04%を保有している。
発表によると、ミャンマーではホテルや住居、商業施設、インフラなどの建設需要が旺盛で、その多くが鉄筋コンクリート構造で設計されているが、鉄筋の現場加工の信頼性向上や、1年の半分が雨季を占めるという気候による工事遅延の克服が課題となっているという。
シンガポールで年間10万トンの鉄筋加工を行っているHG社と、日本で鉄筋加工を行う子会社トーハンスチールを運営する阪和興業の両社の経験とノウハウを活かして、日本・シンガポールと同等のサービスをミャンマーでも提供することを目指すとしている。