海外旅行予約サイト運営のベルトラ(東京都千代田区)は2019年12月13日開いた取締役会で、東京に連結子会社リンクティビティ(東京都中央区)を設立することを決議した。設立時期は2020年1月を予定する。業績への影響は軽微。同日発表した。
発表によると、連結子会社のシンガポール法人LINKTIVITY PTE.LTD.は、グローバル規模で旅行商品を旅行代理店に供給する企業間取引向けビジネス(プラットフォームビジネス)を2017年6月シンガポールに設立。第1フェーズとして日本のインバウンド市場をターゲットとして国内の鉄道とバスのチケット、施設入場券等の海外旅行代理店を通じて供給する事業を展開している。
同社は、日本のインバウンド市場が引き続き堅調と見込まれるため、国内の商品ラインナップを充実させる必要性があると判断し、商品供給者である日本企業と円滑に取引をするため、新たに日本にリンクティビティを設立することにした。
今後、シンガポール法人の資産はリンクティビティに譲渡し、日本に経営資源を集中させてプラットフォームビジネスを展開する予定という。