髙島屋の連結子会社・東神開発と清水建設のシンガポール連結子会社シミズインベストメント（アジア）社は2019年11月29日、ベトナム・ハノイ市の商業・オフィス複合ビル「インドチャイナプラザ・ハノイ」の所有・運営会社Hanoi Residential and Commercial Centre HRCC Limitedの持分を共同で取得した。２社の持分比率は東神開発60％、シミズインベストメント（アジア）社40％。2019年12月９日発表した。
インドチャイナプラザ・ハノイ
同ビルは、商業・オフィス・住宅から構成される複合ビルで、今回取得したのは商業・オフィス部分。今後、両社のノウハウを活用し商業部分をリニューアルするなど、物件の付加価値を高める計画という。また、物件の取得と同時に傘下としたビル運営会社のノウハウも今後の開発事業に活用するとしている。
同複合ビルが立つカウジャイ区は新都心として開発が進んでおり、近隣に日本人学校も所在することから日本人駐在員及びその家族にも人気あるエリアだという。
髙島屋と清水建設は優良な事業パートナーとのアライアンスを海外事業の基本戦略としており、今回の共同事業に至ったという。
物件概要は下記の通り。
【 所在地 】ベトナム・ハノイ市カウジャイ区
【敷地面積】16,619㎡
【延床面積】商業部分24,900㎡／オフィス部分17,400㎡
【賃貸面積】商業部分18,600㎡／オフィス部分13,300㎡
【 規模 】商業部分 地上１～５階／オフィス部分 地上５～15階
【保有持分】東神開発60％、清水建設40％
【 竣工年 】2012年