総合物流のトランコム(本社・名古屋市)は2019年9月30日開いた取締役会でシンガポールのビルクリーニング会社Sergent Services Pte Ltdの発行済株式90%を現株主3人(うち1人が創業者、2人が現取締役)から取得する株式譲渡契約を締結することを決議した。同日発表した。
同社グループは海外展開方針のなかで、ASEAN地区での事業拡大を重要な戦略と位置付けており、その橋頭堡としてシンガポールへ進出する。
Sergent Services社は1998年設立。国際空港・地下鉄・学校・商業施設等のビルクリーニングサービス事業を手掛け、磐石な営業基盤をもって順調に業績を伸ばしているという。
ASEAN諸国のビルクリーニング市場は、持続的な経済成長に伴う不動産市場の好況を背景に今後も伸長が期待できるとしており、同社グループは「本件を契機にASEAN諸国への拠点展開を鋭意推進していく」としている。
株式譲渡実行日は2019年10月28日を予定する。
連結業績への影響は軽微。