飯野海運は2025年10月8日、グループの船舶管理会社イイノマリンサービス(IMS)と合同で、重大事故を想定した対応訓練を実施した。
飯野海運が所有・運航し、IMSが船舶管理を行う大型原油タンカーがシンガポール沖を航行中、他の船舶と衝突したというシナリオのもと、対応訓練では、事故発生直後に本社とIMSにそれぞれ緊急対策本部を設置し、2つの本部をオンラインで繋ぎ、社内外の関係者との情報共有および連携体制の確認、社外からの問い合わせなどへの対応のシミュレーションを行った。シンガポール沖での事故発生の想定であることから、飯野海運のシンガポール事務所と連絡を取り合い、シンガポール当局への報告など海外現地での対応についても確認した。
飯野海運は、「今回の訓練で緊急対応のノウハウの蓄積を図るとともに改善点などをグループ全体で共有した。今後も定期的に訓練を実施することで、グループ全体のさらなる安全意識並びに危機対応能力を向上させ、安心・安全なサービスの提供に引き続き取り組んでいく」とした。