2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展したシンガポールパビリオンは、2025年10月13日の大阪・関西万博閉幕をもって6カ月間にわたる展示を終了した。会期中には210万人以上が訪れた。
オン・エンチュアン駐日シンガポール大使兼シンガポール陳列区域政府代表は「シンガポールパビリオンは、愛子内親王殿下をはじめ多くの皆様をお迎えし、夢を共有する場となったことを心より嬉しく思う。来年の外交関係樹立60周年を前に、この万博は両国の絆を深める意義深い機会となった」と述べた。
ビジネス面では、パビリオン内でシンガポール経済開発庁(EDB)やシンガポール企業庁(EnterpriseSG)をはじめとする政府機関や業界の専門家と連携、スマートシティ技術、持続可能エネルギー、フィンテックなどの分野における日・シンガポール間の経済連携を深める基盤をつくった。
シンガポールパビリオンの赤いディスク約2,000枚は、大阪府四條畷市に新たに整備される図書館・美術館・カフェが融合する複合文化施設「100にんのサンタえほんの森」の屋根材として再利用される。