中外製薬とシンガポールを拠点とするバイオテック企業Gero PTE.LTD.は、加齢関連疾患に対する新規治療法開発に向けた共同研究およびライセンス契約を締結した。2025年7月7日発表した。
発表によれば、同共同研究では、Gero社が独自のAI標的探索プラットフォームを用いたヒトデータセット解析によって見出された新たな創薬標的に対して、中外製薬が独自の抗体エンジニアリング技術により新規抗体医薬品候補を創製する。
また、同ライセンス契約により、Gero社は、同定した標的に対する抗体の創製および研究・開発・製造・販売に関し全世界における独占的実施権を中外製薬に許諾する。これに対し、中外製薬は、契約一時金に加え、開発の進捗に応じたマイルストンおよび製品の発売に成功した場合の売上高に応じたマイルストンとして最大で総額約250百万USDを支払う可能性があるという。このほか、製品が発売された場合、売上高に応じたロイヤルティをGero社に支払う。
◇Gero PTE.LTD.
【本社所在地】133 Cecil Street #14-01 Keck Seng Tower 069535 Singapore