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五洋建設、チャンギ空港T5の「ターミナル連絡トンネル工事」を受注

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五洋建設と持分法適用関連会社のKoh Brothers Eco Engineering Ltd.の100%子会社であるKoh Brothers Building & Civil Engineering Contractor社の共同企業体は、チャンギ・エアポート・グループ(CAG)より、チャンギ空港第5ターミナル(T5)建設事業の一環である「ターミナル連絡トンネル工事(Intra-terminal Tunnel Project)」を受注した。受注金額はJVで約1,089億円(五洋建設70%、約762億円)、工期は4年強。2025年6月10日発表した。

同トンネルは、T5のコンコースを地下連結し、旅客や荷物の輸送を効率化するもので、同時に各設備の共同溝を兼ねる。

トンネルシステムは、空港の効率的な運営に必要な主要インフラを収容する複数の支線トンネルで構成される。これら支線トンネルには、自動旅客輸送システムと手荷物輸送システムに加え、電力、通信システム、水道などの設備を収容する共同溝が含まれる。また、共同溝用の換気棟および将来の地下鉄トンネルの建設も含まれる。

チャンギ空港T5完成予想図

2025年5月14日に着工したT5は、2030年代半ばの完成が予定されている。第1フェーズで年間約5,000万人の旅客に対応できるように設計されている。

五洋建設はチャンギ空港で、用地造成埋立工事や、第3滑走路およびT5の地盤改良工事を手掛けている。

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