進出・出資・撤退

MOL PLUS、バナジウムレドックスフロー電池を開発するVFlowTech社に出資

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商船三井のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるMOL PLUS(東京都港区)は、次世代型蓄電池であるバナジウムレドックスフロー電池を開発するVFlowTech Pte Ltd.(本社:シンガポール)への出資を決めた。2025年5月15日発表した。

発表によると、VFlowTech社は、シンガポールの南洋理工大学(NTU)からスピンアウトして設立された企業で、NTUの研究結果を活用している。VFlowTech社の蓄電池は、レドックスフロー電池が持つ長寿命・高い安全性といった特長に加え、独自に開発したバッテリー構造・マネジメントシステム(BMS)を採用することで、高いエネルギー蓄電効率と低コスト化を実現しているという。

VFlowTech社の製造工場(左)とバッテリー(右)

MOL PLUSはMOL(Asia Oceania)Pte.Ltd.と共同で2024年10月に3社間で覚書を締結し、アジア・太平洋地域におけるバナジウムレドックスフロー電池の物流業界への導入推進において協業を進めており、今回の資金調達への参画により連携を加速する。

◇VFlowTech Pte Ltd.
【  代表者 】Dr.Avishek Kumar
【 設立 】2018年
【本社所在地】シンガポール
【事業内容】バナジウムレドックスフロー蓄電システムの開発・製造

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