三井物産は、シンガポール子会社のアジア・大洋州三井物産を通じて、バングラデシュ大手財閥ACIグループ傘下でモビリティ関連事業を展開するACI Motors Limitedへ出資参画した。2024年11月29日発表した。
ACIグループは、バングラデシュ大手財閥の1社で、モビリティ、製薬、食料、農業、小売など幅広い分野で事業を展開している。ACI Motors社はACIグループのモビリティ事業会社として、ヤマハ発動機やヤンマー、インドの農機具メーカーSonalika、中国のトラックメーカーFotonなどのグローバルブランド二輪車、農業機械、商用車、建設機械などを組立・販売している。バングラデシュでは、二輪車は自動車産業全体の70%を占め、農業機械は政府が農業開発に重点を置いていることから今後さらなる成長が見込まれるという。
三井物産は、ACI Motors社への出資参画と共に、ACIグループとパートナーシップを強化し、交通、農業、インフラ領域でのモビリティや自動化ソリューションの提供、さらには小売や物流等にも事業を展開することを目指す。
◇ACI Motors Limited
【 所在地 】バングラデシュ(ダッカ)
【 設立年 】2007年
【 代表者 】Dr.F.H.Ansarey
【従業員数】1,039人(2024年6月時点)
【事業概要】農機、二輪車、商用車、建機等の製造・販売