気候変動(低・脱炭素)

MOL PLUS・MOLAO・VFlowTech社が覚書、蓄電池システムの導入を推進

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商船三井のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるMOL PLUS(東京都港区)、MOL(Asia Oceania)Pte.Ltd.、バナジウムレドックスフロー電池の開発・製造を行うスタートアップ企業VFlowTech Pte Ltd.(本社:シンガポール、CEO兼共同創設者:Dr.Avishek Kumar)は、アジア・太平洋地域の物流業界へのバナジウムレドックスフロー電池の導入を推進することで協業することに合意し、3社間で覚書を締結した。2024年10月24日発表した。

発表によると、バナジウムレドックスフロー電池は、バナジウム電解液を循環させて充放電を行う蓄電池で、長寿命、高い安全性、大型化が容易という特徴を持つ。

バナジウムレドックスフロー電池の構造

VFlowTech社は2018年設立。VFlowTech社の蓄電池システムは、独自の特許技術と革新的手法により高い安全性と蓄電性能の両立を実現しており、25年以上運用可能で再生可能エネルギーの発電量が不安定という課題にも対処できる。また、その拡張性の高さから、大規模電力発電事業のプロジェクト、マイクログリッド、オフグリッドソリューションを含む様々な用途に対応した設計が可能という。現在、世界10カ国以上に同システムを設置しているという。

今回締結した覚書は、VFlowTech社の最先端バナジウムレドックスフロー電池の技術を活用し、商船三井グループや取引先が所有する港湾施設やコールドチェーン倉庫へ導入し、脱炭素化を推進することを目的とする。

MOL PLUSは、「インドをはじめとする様々な地域における導入機会創出を目指す」としている。

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