千代田化工建設は、三菱商事より、東京湾域を対象としたマレー半島沖北部CCSバリューチェーン構築の実現可能性に係る検討業務を受注した。2024年10月25日発表した。
三菱商事は他6社(ENEOS、JX石油開発、JFEスチール、コスモ石油、日本触媒、PETRONAS CCS Solutions Sdn Bhd)と共同で、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する公募において「東京湾域の複数産業から排出されるCO2を対象とした海外CCSバリューチェーン構築の実現可能性調査」に採択されており、千代田化工建設はこの中でCO2液化・貯蔵・出荷設備に関する検討業務に取り組む。
具体的には、東京湾域の複数産業から排出・分離回収・集積されたCO2の液化・貯蔵・出荷の各セグメントにおいて最適な各種設備設計につき検討するとともに、CCS社会実装の実現に向けたコスト試算及び課題の抽出、実現可能性検証等を実施する予定。
千代田化工建設は、CO2の液化プラントについて独自の技術開発を進めており、「本検討業務においてもその知見を活かす」としている。