東京大学協創プラットフォーム開発(所在地:東京都文京区、東大IPC)は、東京都の支援の下で運営する大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(Academic Startup Acceleration、ASAファンド)より、Vertex Ventures Japan(本社:東京都千代田区、VVJ)が運営する「Vertex Ventures Japan1号投資事業有限責任組合」へLP出資を実施した。2025年4月7日発表した。
Vertex Ventures Japan1号投資事業有限責任組合は、ディープテック、AI、デジタルトランスフォーメーション(DX)、クリエイターエコノミーなどの成長領域に投資、東南アジア、インド、米国、イスラエル、中国などのイノベーション拠点と連携し、スタートアップに対し、成長資本の提供、海外展開支援、グローバル企業との提携機会を創出する。
VVJは、シンガポールを拠点とするVertex Holdingsのネットワークファンドの一員のベンチャーキャピタルで、Vertexグループのグローバルネットワークを活用し、日本発スタートアップの成長を支援し、グローバル資本と日本のテクノロジー・イノベーションを繋ぐ役割を担っている。
Vertex Holdingsは、Temasek Holdingsの100%子会社で、世界各地の主要なイノベーション拠点にあるベンチャーキャピタルファンドに対し、アンカー投資および運営支援を提供している。運用資産総額(AUM)は60億米ドル超という。
Vertex Ventures Japanの冨田尚史代表パートナーは「東大IPCは研究シーズの事業化支援から起業家育成、アクセラレーションプログラムの展開に至るまで、日本のアカデミア発スタートアップ・エコシステムを牽引する存在だ。VVJはこの強力なパートナーシップを軸に、全国の大学・研究機関と共に、スタートアップがグローバルにスケールできるオープンなイノベーション基盤を共創していく」とコメントした。
◇Vertex Ventures Japan1号投資事業有限責任組合
【 概要 】主に高い成長可能性を有する日本国内の非上場会社に対するエクイティ投資又はエクイティ関連投資
【 設立 】2024年12月
【所在地】東京都千代田区永田町二丁目17番17号
【代表者】代表パートナー 冨田尚史