アミューズは2025年2月14日開いた取締役会で、連結子会社のライブ・ビューイング・ジャパンがCaton Technology(Cayman)Limited(Caton Technology社)との共同出資による子会社LIVE VIEWING ENTERTAINMENT Pte.Ltd.をシンガポールに設立することを決議した。
発表によると、ライブ・ビューイング・ジャパンは2011年設立以来、コンサート、舞台などのライブエンターテインメントを国内外の映画館等に中継するライブ・ビューイング事業のパイオニアとして成長を続けてきた。さらなるグローバル化に向け、市場拡大が見込まれるアジアでの事業確立を目指すべく、シンガポールのネットワーク技術会社Caton Technology社とアジアにおけるライブ・ビューイング事業およびイベントシネマ配給事業を立ち上げることとした。Caton Technology社は信頼性の高い中継ネットワークを持ち、「革新的なテクノロジー企業」としてシンガポール政府機関である情報通信メディア開発庁(Infocomm Media Development Authority、IMDA)の「Spark Programme」に選定されているという。
合弁会社設立により、日本のコンテンツのみならず、アジアやその他海外のコンテンツを積極的に獲得し、アジア広域へと展開することを目指す。
なお、アミューズは同合弁会社設立に先立ち、Caton Technology社と資本業務提携を結んだ。ライブ・ビューイング事業に留まらず、アミューズグループのグローバル戦略におけるパートナーとしてアジアを中心とした海外展開を共に進めていく。
LIVE VIEWING ENTERTAINMENT社設立が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微という。
◇LIVE VIEWING ENTERTAINMENT Pte.Ltd.
【所在地】シンガポール
【代表者】CEO 小谷浩樹
【事業内容】アジアを中心とした映画館等へのコンサート、舞台、イベントなどのライブエンターテインメントの中継・上映およびIPの伝送事業。映画やコンサートフィルム、ドキュメンタリーなど収録映像の企画、配給。
【資本金】300万USD
【 設立 】2025年4月(予定)
【大株主】ライブ・ビューイング・ジャパン(50.1%)、Caton Technology(Cayman)Limited(49.9%)
※アミューズはライブ・ビューイング・ジャパンの株式を50.1%保有
◇Caton Technology(Cayman)Limited
【所在地】英領ケイマン諸島
【代表者】Lei(Ray)Huang, Director
【事業内容】アジア地域および世界各国へのライブスポーツイベント、ライブエンターテインメント、TV放送の配信
【資本金】501万6,364USD
【 設立 】2016年2月
【大株主】Caton Group Limited(93.75%)、アミューズ(6.25%)