住友林業は2022年12月28日、9,738haのマングローブの森林を保有・管理するインドネシア西カリマンタン州のPT.BINA OVIVIPARI SEMESTA(BIOS社)の株式を100%取得し完全子会社化した。2023年1月31日発表した。
住友林業グループは長期ビジョン「Mission TREEING 2030」で「循環型森林ビジネスの加速」を掲げ、2030年までに国内外で保有・管理する森林面積を50万haまで拡大することを目標としている。BIOS社事業を加え保有・管理する森林面積は約29万haとなった。
マングローブを「保護林」として管理しCO2排出を削減、ブルーカーボン(海洋生態系に取り込まれた炭素)・クレジット創出を目指すとともに、連続する生態系である海岸沿いのマングローブから内陸部の泥炭地、熱帯林を含めた広域的な生態系保全事業に取り組む。
BIOS社のマングローブの炭素固定量(樹木と土壌に固定されているブルーカーボン)は推計で約6,600万t-CO2という。
◇PT. BINA OVIVIPARI SEMESTA
【本社所在地】インドネシア 西カリマンタン州 クブ・ラヤ県
【 代表者 】播磨栄治(2023年1月31日時点)
【 設立 】2000年11月
【ライセンス期間】2050年迄
【 植林地 】インドネシア 西カリマンタン州 クブ・ラヤ県
【管理面積】9,738ha
【株主構成】インドネシア住友林業99%、シンガポール住友林業1%