日鉄物産は、シンガポールの大手鋼材問屋HUPSTEEL PTE.LTD.に向けて、日本製鉄のグリーンスチール「NSCarbolex®Neutral」として受注したシームレス鋼管の販売を開始する。日鉄物産および日本製鉄が2025年1月30日発表した。
「NSCarbolex® Neutral」は日本製鉄がマスバランス方式を適用したグリーンスチールの名称で、日本製鉄が実施した追加性のある削減プロジェクトによるCO2等のGHG(温室効果ガス)の排出削減量を組織内でプールし、その削減量を日本製鉄の任意の製品に配分して証書と共に供給する。ラインパイプ向けシームレス鋼管では初の採用という。マスバランス方式を適用したグリーンスチールを購入した企業は、GHGプロトコルにおける自社Scope3排出量からの控除として報告できる。
HUPSTEEL社は75年以上の歴史を持つシンガポール最大級の老舗鋼材問屋で、日鉄物産および日本製鉄は約50年にわたり石油化学、建設、海洋、オフショア分野向けのシームレス鋼管を供給してきた。
◇HUPSTEEL PTE.LTD.
【 所在地 】116 Neythal Road Singapore 628603
【 代表者 】Kim Thor Lim、Boh Wee Lim
【事業内容】鋼管の販売
【 設立年 】1973年