川崎汽船と川崎近海汽船の合弁会社のケイライン・ウインド・サービス(KWS)とEGS Survey Pte Ltd(EGS)が海洋地質調査事業を対象として設立したEK Geotechnical Survey合同会社(EKGS)は2024年11月25日から5日間にわたり、広島港でEKGSが保有する地質調査船“EK HAYATE”のお披露目会を実施した。
発表によると、洋上風力発電やCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)などに関連した海洋開発・調査・工事の関係者約120人が同船やリグ(掘削装置)などの各種調査機材を見学した。
“EK HAYATE”は、日本籍の地質調査船として、定点保持装置であるダイナミック・ポジショニング・システム(DPS)や動揺補正機能を備えた最新のリグを搭載し、土壌のサンプル採取や洋上ボーリングなどを行う。また、甲板上には各種の測定機器からなるラボを備え、洋上でラボテストができるなど、限られた工期の中での効率的な調査環境を提供する。
◇“EK HAYATE”
【 全長 】78メートル
【 全幅 】17メートル
【 喫水 】6.3メートル
【 デッキ面積 】750㎡
【最大収容人数】50人(本船乗組員を含む)
【 船籍 】日本
【 母港 】広島県 呉港