住友商事は、100%子会社のAver Asia(S)Pte Ltdを通じて、インドネシアの鉱山向け大型ポンプレンタル事業を展開するPT. Resource Equipment Indonesiaの株式100%を取得した。2024年12月13日発表した。
発表によると、Resource Equipment Indonesia社は、多種多様な機械を貸し出す一般建機レンタル会社とは異なり、運用・管理に高いエンジニアリングノウハウを要するポンプ商材を専門に取り扱い、商品を熟知したオペレーターを擁してレンタル事業を行っている。長年に亘る同業界での事業経験を生かし、機械を貸し出すだけではなく、現場ごとの異なるニーズに合わせた最適な仕様を提案し、現場での運用やメンテナンス含めたトータルソリューションを提供できることを強みとし、多くの大手鉱山会社を顧客に抱えているという。
住友商事は2020年にシンガポールを拠点に東南アジア6カ国で建機レンタル・販売事業を展開するAver Asia社を買収した。Aver Asia社はこれまでインドネシアで建設現場中心に収益を拡大してきたが、Resource Equipment Indonesia社買収により専門性の高い大型ポンプのノウハウと顧客基盤を獲得するとともに、鉱山現場に進出して既保有機械とのクロスセリングも進める。
◇PT. Resource Equipment Indonesia
【事業内容】鉱山向け大型ポンプのオペレーター付きレンタル・販売
【 所在地 】インドネシア・Balikpapan
【 設立年 】2010年
【従業員数】約70人