気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

三菱化工機、CHITOSE BIO EVOLUTION社に出資、研究開発で独自技術応用

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三菱化工機は、藻類を活用した企業連携型プロジェクト「MATSURI(まつり)」を主宰する「ちとせグループ」の統括会社CHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.(本社:シンガポール、CEO:藤田朋宏)に出資することを決めた。2023年9月12日発表した。出資額及び出資後の持株比率は非開示。

MATSURIプロジェクトは、藻類の生産を通じてカーボンニュートラル実現を推進すると同時に、パートナー企業間で連携して事業開発を行い、再生燃料をはじめプラスチックや食品、化粧品など藻類製品を社会に普及させることを目指している。

藻類生産の大規模化に関しては、2018年8月に0.1haの設備、2023年4月に5haのCHITOSE Carbon Capture Central(C4)を竣工した。2030年に2,000ha規模、2050年には1,000万haへの拡大を計画中という。

三菱化工機は2022年5月に法人パートナー契約を締結し、MATSURIプロジェクトに参加した。今回の出資は、独自のコア技術「固体・液体・気体の分離」を応用した「藻類」の利活用に関する研究開発により新エネルギー創出や循環型社会の推進に繋がる可能性があると判断し、決定した。

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