気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

ケイライン・ウインド・サービス、EGSと海洋地質調査事業の合同会社設立

投稿日:

川崎汽船と川崎近海汽船の合弁会社のケイライン・ウインド・サービス(KWS)と、EGS Survey Pte Ltd(所在地・シンガポール、EGS)は折半出資で海洋地質調査事業を対象とするEK Geotechnical Survey合同会社(EKGS)を設立した。2024年10月3日発表した。

EGSグループは、欧州、アメリカ、アジア、豪州など、世界各地に拠点を持つ1974年設立の海洋地質調査会社で、世界各国のケーブルルート調査や洋上風力関連の調査で豊富な実績がある。日本近海においても海底電話線敷設向けの調査実績が数多くあるという。

KWSとEGSが協議を重ねた結果、両社のもつリソース・ノウハウを統合し、日本を中心とした海洋地質調査事業に参画することにした。

EKGSは、洋上風力の発展に伴い需要の拡大が期待される洋上地盤の調査需要に対応すべく、洋上ボーリングをはじめとする海洋調査サービスを提供する。2024年9月には、EKGSの地質調査船“EK HAYATE”が洋上ボーリングのサービス提供が可能な日本籍船として就航した。さらに、EKGSの初の調査業務として、日本の地質調査会社最大手の応用地質より秋田県八峰町および能代市沖での調査業務を受注し、川崎汽船のグループ会社のオフショア・オペレーションの協力のもと完了した。

◇EK Geotechnical Survey合同会社
【  所在地 】東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
【 株主 】KWS 50%、EGS 50%
【  代表者 】職務執行者 蔵本 輝紀
【事業内容】洋上風力発電向け調査をはじめとする海洋地質調査
※調査実績:海底電力ケーブル敷設ルート調査(秋田県八峰町及び能代市沖 洋上風力発電事業)/応用地質からの委託

-気候変動(低・脱炭素), 進出・出資・撤退

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.