気候変動(低・脱炭素) 物流・ハブ

商船三井、GCMD、Yara、豪州沖でのアンモニアSTS実証試験に成功

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商船三井は2024年9月18日、海運の脱炭素化を推進するシンガポールの非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation(海運脱炭素化グローバルセンター、GCMD)とYara Clean Ammonia(YCA)と共にアンモニアを船から船へ移送するShip-To-Ship(STS)実証実験を9月13・14日に実施し、成功したと発表した。

同実証実験は、アンモニアの生産量が多く将来的にアンモニア燃料供給ハブとして期待される豪州のピルバラ地域のダンピア港沖において、商船三井のLPG/アンモニア輸送船“Green Pioneer”と、Navigator Gas社が保有するLPG/アンモニア輸送船“Navigator Global”の間で2度にわたり、4,000M3のアンモニアを移送した。

“Green Pioneer”の用船者で実証実験で使用するアンモニアを提供したYCAや他のプロジェクトパートナーと共に、GCMDのインパクトパートナーとして商船三井の海技員がトライアル期間中に船上から技術的な指導を行ったほか、一連のSTSを安全に実施するために、GCMDとYCAに加え、コンサルタント、STSサービスプロバイダー、港湾当局、豪州政府機関と協議を繰り返し行い、トライアルを安全に完了できたという。

商船三井とYCAは、2022年にアンモニアを含む脱炭素事業に関する覚書を締結し、協業を進めてきた。

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